先日、出張のため青森県八戸市に行ってきました。昨年の「ねぶた祭り」観覧以来、久しぶりの青森滞在。一泊二日の弾丸日程ながら、地元で書店などを展開する老舗企業の若手社長さん案内の元、できたばかりのコンベンションセンターや種差海岸、断崖絶壁にある食堂などディープスポットまで、あちこちを回ることができました。
中でも最も印象的だったのは、八戸市内から車を走らせて20分弱の場所にある、こちらのお店(上記写真参照)。一見、古くから営業している定食屋的な風情なのですが、実はここ、市場の中にあるお店なんです。
朝一番にとれた新鮮な海の幸がズラリ。ほっき、マグロ、ウニ、すじこなど所狭しとお店が並び、どれもものすごく安い!!ここの市場は朝4時頃から開店しているそうで、私たちが駆けつけた9時には既に店じまいをはじめるところも。急いで食材を買い求めました。
この食堂は市場に隣接しているため、市場で買ったお刺身や貝などをこの食堂に持ち込んで、その場で食べることができます。食堂で白いごはんとお味噌汁を注文すれば、座って食べられる仕組みです。
見てください!
マグロ、ほたて、すじこ、明太子など4人も入れば色々食べられます。テーブルにずらりと手に入れたばかりの戦利品を並べて、アツアツのごはんにのせて口に放れば……もう、幸せ!
ひとつのテーブルを囲んで、地元でとれたばかりの魚を、白米とお味噌汁でいただく。これこそ、何十年も変わらない日本の食卓の風景です。忙しさが増してくると、ついつい食べるものに手を抜いたり、食べる行為をおろそかにしがちだけれども、非日常を味わえる旅先ではこんな時間を過ごすのもいいものです。