ミシン屋さん/絵&文:真珠まりこ

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住宅地の一軒家。「ミシンかけます」と書かれた看板をみつけた。
玄関先におばあさんがひとり。
子ども用のズボンのひざにあいた穴に、布をあててミシンで縫いつけていた。

「しまいこんだミシン出すの大変だから、破れたら捨てちゃうことあるって聞いて、
じゃあうちに持ってきてくれたらやってあげるわよって始めたの。
もともと縫いものが好きだし、どうせいつもカタカタやってるから。
ちょっとミシンをかけてほしいって時に、気軽に持ってきてくれたらと思ってる。」

ズボンの穴は、あて布の上からミシンをジグザグにかけて、なかなかしゃれた感じに仕上がった。

「そうでしょ、評判いいの。うちのもそんなふうにしてくださいってよく頼まれる。
子どものズボンはひざがよく破れるから、こうやって当て布しておけば丈夫になるし、
またはけるって喜んでもらえて、私もうれしいのよ」

「いらなくなった服とか布とか、捨てるのもったいないから使ってくださいっ、
て持ってきてくれる人もいて、材料には困らない。
いらないものがあふれる時代だからね。
昔は、小さな布も無駄にせずつくろいものに使ったり、大事にしていたものだけど……」

もったいないけど捨てられているもの、それがまた生かされるっていうのは私もうれしくなる話。
ものを大事にするの、私も大好きなんですよ、と話がはずんだ。
なんとなく顔も似ている気がするって?
いいお友だちができたよ。
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   by mottainai-lab | 2009-08-31 17:09 | 真珠まりこ | Comments(0)   

MOTTAINAIレシピ「野菜炒め」/文:島本美由紀

みなさん、こんにちは。
料理研究家の島本美由紀です。
夏ですね~☆
みなさんは夏休みをどう過ごしますか?
家族で旅行に出られる人も多いようですね。
夏は、野菜が傷みやすい季節でもありますので、
数日家を空けるなら、冷蔵庫の余り野菜を上手に使って料理してみてください。

私は旅に出る前に、冷蔵庫の余り野菜を使ってよく野菜炒めを作ります。
やっぱりこれが1番簡単で美味しいんですよね~。
野菜炒めをおいしく作るポイントは、火加減。
中火~強火の火加減で炒めてみてください。
弱火だと水分が出すぎちゃうので、しゃっきっと仕上がらないんです。
定番の野菜炒めも、ちょっとしたコツでプロの味になるので、
冷蔵庫掃除ついでに、ぜひ作ってみてくださいね。

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<野菜炒め>

【分量】2人分
◎キャベツ/4枚
◎玉葱/1/4個
◎人参/4cm
◎ピーマン/1個
◎きくらげ/5g
◎豚薄切り肉/80g
◎もやし/100g
◎サラダ油/大さじ1
◎酒/大さじ1
◎鶏がらスープの素/小さじ1
◎塩/小さじ1/4
◎胡椒/少々


【作り方】
(1)
キャベツは4cm角に切る。玉葱・人参・ピーマンは1cm幅の短冊切りにする。きくらげは戻して、食べやすい大きさにさく。もやしはさっと水洗いしてざるにあけ、水気をしっかりと切っておく。豚肉は3cmに切る。

(2)
フライパンにサラダ油を入れて強火にかけて、豚肉を炒め、肉の色が変わったら、玉葱・人参・もやしを加え炒め合わせる。

(3)
キャベツ・ピーマン・きくらげを加えてさっと炒め、酒をふり、鶏がらスープの素・塩・胡椒を加えて味を整え、器に盛り付ける。


***********************
<MOTTAINAI Lab.スタッフからお知らせ>

料理研究家・島本美由紀さんの本が発売になりました!!

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『ストックだねで便利なおかず』
出版社:家の光協会
仕様  :B5-79P  
出版日:2009/8/25
価格  :1,300円

<本の説明>
一つのひき肉ハンバーグだねから、ハンバーグ、餃子、春巻、ロールキャベツ、パスタ、スープ、お弁当用プチおかずなど、何でも作れる!“作りおき”で毎日らくらく。とっても便利な1冊です。

<購入サイト> 
アマゾン

セブンアンドワイ
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   by mottainai-lab | 2009-08-24 12:27 | 島本美由紀 | Comments(0)   

このアニメを見なきゃMOTTAINAI!/文:黒田昌郎

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大変長い時間を空けてしまいました。
「このアニメを見ないともったいない・・・」のシリーズ三作目をご紹介してコメントを送ることを怠っていました。申し訳ありません。


作品は「老人と海」
アーネスト・ヘミングウェイの原作をアニメ化して様々な賞をとった作品です。
先ずびっくりさせてれるのは、その技法です。
透明なアクリル板に油絵具で絵を描き、その一部、場合によっては全てを指先で書き直しながら、コマ撮りするという方法です。紙に書いた動画や、切り紙などは全く使っていません。

ペトロフにとっては彼のアニメーションを作るにはこれ以上の手法はないといっています。幼い時からレンブラントの絵に魅せられた彼にとっては、油絵具による描写が全く自然なものとして感じられたのだと思います。特に水の表現にそのことが見てとれます。作品中の海の水の描写の写実性は、この技法ならではのものがあります。

彼自身も水の流動性・変化を表現するのにぴったりの技法だと言っています。Low Angleで海を見せる時の画面手前の水の流れ、櫂で切られる水の流れはコマ撮りとは思えぬリアルな感覚です。

セルアニメの場合、私たちは紙に水の一瞬一瞬の絵をフォルムとしてとらえて、セルにしてコマ撮りします。フォルムがその輪郭をキチッと型どった動画によって動かされます。どうしても流れるような動きには、そのフォルムがじゃまになります。

油絵具の場合、輪郭をあいまいに、にじませるようなもので撮られるぶん、流動間はセルアニメを越える写実性を持つことが出来るのです。
水を描くことが好きなペトロフにとっては、セルアニメや切り絵のようなキチッとしたフォルムを持つ絵のコマ撮りは技法上受け入れがたかったのだと思います。

それにしても私が好きなCut、7分過ぎ位のところで、老人のボートの上で一日が暮れて、次の朝、雲間から鳥の群れが現れて、その中の一羽だけが群れを離れてカメラに向かってくると、そのまま水面に足をつけるようにポチャンと水を揺らして水面近くを毛下を落としながら、飛ぶと最後に舟から降ろした釣糸(といっても太いロープのような)の上にのる鳥のCut。
カメラワークと水と鳥の動きの調和がみごとなCutです。

ところで、まだこの作品の画面のサイズについて触れていませんでした。この作品は東京の新宿高島屋のIMAX劇場で上映するために作られた大型画面の映像です。
通常の映画の場合35mm巾のフィルム(一コマあたり4つの穴-パーフォレーション)ですが、IMAXは70mm巾のフィルム(一コマあたり15のパーフォレーション)画面の露光面積は35mm画面の10倍くらいになります。こんな大きな画面でカメラの動くをつけるとその作業スペースは通常の劇場用のサイズをはるかに上回る大きな撮影台を必要とします。

水面に反射した光の照り返しが、老人や舟に映って揺れる描写。カジキがさめに襲われて身体をボロボロにされてしまうシーンのラストの赤い空に禍々(まがまが)しく流れる黒雲など、みごたえのある作品です。

前作「マーメイド」、最近作「春のめざめ」なども機会があったらぜひご覧ください。
長期間のご無沙汰、すみませんでした。

Y.Kuroda

老人と海

アレキサンドル・ペドロフ氏からのメッセージ
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   by mottainai-lab | 2009-08-18 16:27 | 黒田昌郎 | Comments(0)   

富士山ゴミ拾い大会と花火大会でトゥギャザー!/文:ルー大柴

7月26日、MOTTAINAIキャンペーンを展開している、毎日新聞社主催(協力・NPO法人富士山クラブ)「第4回企業対抗!!MOTTAINAI富士山ゴミ拾い大会」に審査員として参加(3回目)しました。

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この大会はゴミの不法投棄に困っている富士山の青木ヶ原をМOTTAINAI賛同企業の社員が身体を使ってゴミを拾い、汗を流し、ゴミの量と質を競うものです。
アルピニストの野口健さん、町の清掃活動をしているグリーンバード代表の長谷部健さんと各企業のチームを見て回り審査したのですが、皆さんの一生懸命さが伝わってきました。
コンクリートの固まりやバイクの残骸、蛇口等出てきて2時間で1、5tトラック2台分のゴミを回収、ゴミ拾いを通して企業の方と触れ合うことが出来、大変意義のある1日となりました。


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そして、8月6日には日刊スポーツ主催2009神宮外苑花火大会(秩父宮ラグビー場)で、MOTTAINAI Lab.研究員として花火を見に来たお客様に、「自分のゴミは持って帰りましょう!チリも積もればマウンテン!」と賛同を呼び掛け、МOTTAINAIをアピールしました。

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会場のお客様から「いいぞ、ルー!」という、うれしい声援を頂きアイムソーハッピーでした。
МOTTAINAIキャンペーン、少しずつですが広がって来ているなとフィール(感じる)したデイ(日)でした。

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今後もMOTTAINAI精神を私なりに皆さんにお伝えしてゆくつもりです。
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   by mottainai-lab | 2009-08-10 11:24 | ルー大柴 | Comments(0)   

交通マナーは人生のマナーにも通じる/文:小山薫堂

現在、僕が手がけているプロジェクトのひとつに
「東京スマートドライバー」があります。

これは、首都高速道路の交通事故撲滅キャンペーンです。

これまでの交通キャンペーンというと、
期間を決めて規制や罰則を強化して
交通安全を強制することが一般的でした。

だから、スピードを出してしまいがちなところに
警官が隠れていて違反させてから捕まえる。
これがとてもイヤでした。

「なぜ未然に防ごうとしないんだろう」と
疑問がありました。

でも、このスマートドライバーは逆の方法論。

運転マナーのいいドライバーを見つけたら
ほめてあげるのです。

取り締まるのではなく、
気持ちのいい運転をしている人を
「OK!」「ナイス!」といったようにほめてあげる。

そうすることで、次にこの場所を通ったときに
「ここで前にほめてもらったよな」
「またほめられるように運転しなくちゃ」と思うはず。

人間は怒られるよりも、
ほめられるとうれしいものなのです。

ちなみに、首都高速で1件の事故が起こると
約2キロの渋滞を引き起こし、
約3トンのCO2が余計に排出されてしまう。

ドライバーのちょっとした不注意で事故が起こったりすると、
他人のロスをたくさん作ってしまう。

これだけ世の中に負の要素を与える
「もったいない」ものはないと思います。

ちょっと気をつければ、
無理な割り込みやスピード、
脇見運転などのささいなことを防げる。

逆に言えば、ちょっとしたことで
事故が起こってしまうのです。

事故につながるような運転をしないことが大人のマナー。
だから、交通マナーは人生のマナーにも通じると思います。

この東京スマートドライバーは次回も紹介します。



東京スマートドライバー



<告知>
小山さんの新刊
「もったいない主義」(幻冬舎新書)が発売中!
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   by mottainai-lab | 2009-08-03 18:51 | 小山薫堂 | Comments(0)   

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