チャンスを広げたい/文:野口健

富士山の清掃活動を始めたのは2000年のこと。
その当時は、富士山などで清掃キャンペーンを企画しても、参加者はなかなか集まらなかった。多くても100人前後で、参加者の多くは年配の方が目立った。

富士山はひと夏に約30万人の登山者がいる。
全国から、世界から、富士山を目指して観光客がやってくる。
ゴミの不法投棄も目立った。100人の参加者でゴミを回収しても、翌週にはゴミだらけ。
正直言ってつらかった。

地道に活動を続けて2年目に転機が訪れた。
ある食品メーカーからCM出演のオファーをいただいた。
しかし、私はタレントや役者ではないので、器用に笑顔をふりまくことはできない。
そこで清掃活動をアピールできると思い、記録用に撮影していたエベレストでの清掃活動の映像を使ってほしいと注文を付けた。

当時はCMにそのような社会的なメッセージを込めるのは難しいと思ったが、クライアントの了解をいただき、私のエベレストでの清掃活動の映像がお茶の間に流れることになった。

いずれにしても、テレビの影響力はすごい。
15秒のCMとはいえ、清掃活動が一躍有名になった。
バラエティーや情報番組からの出演オファーも急増した。

私の肩書きは登山家であり、タレントではない。
だから、バラエティー番組などのオファーは断っていたが、幅広い世代に清掃活動を伝えることができると思い、スケジュールを調整して出演することにした。当然のことながら、富士山やエベレストなどでの清掃活動を紹介するという企画が中心だ。

いろいろなバラエティー番組に出演した。
普段はテレビで見るようなタレントさんたちと場違いな僕。
だから堅苦しい話は避け、面白おかしく富士山やエベレストでの清掃活動の話をした。
新鮮なテーマだったのか、興味を持ってくれるタレントさんたちもいた。
それなりに番組も盛り上がったと思う。
するとその直後から清掃キャンペーンの参加者が一気に増えだした。

「野口さん、テレビ見ましたよ。思わず笑っちゃいました。楽しそうだから清掃キャンペーンに参加しました」と声をかけてくれる10代の参加者も現れた。

いつもは年齢層が高めの人たちが中心だったので、これには驚いた。
環境保護活動も、伝え方ひとつで人々の共感を呼べるのだと思った。

テレビに出演するようになってから、小中学校からの講演依頼が増えた。
小中高と落ちこぼれだった僕にである。
そして、いつしか富士山の清掃活動に10〜20代の若者たちが目立つようになってきた。

しかし「野口はまるでタレントみたいじゃないか」といったことを耳にするときがある。
持ち前のサービス精神でやや暴走してしまうときもあるが、そんなことを気にしてテレビ出演を自粛することは「もったいない」と思う。

僕は、若い人たちと一緒に清掃活動ができるチャンスをこれまで以上に広げたいのだ。

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※野口建新刊 日経プレミアシリーズ 「自然と国家と人間と」本体 850円(税込893円) 発売元:日本経済新聞社

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<MOTTAINAI Lab.スタッフからお知らせ>
野口健さんが審査委員長として参加した【MOTTAINAI企業対抗!富士山ゴミ拾い大会’09】(2009年7月26日開催)。過去最高の240名が参加しました。 
大会会場となった青木ケ原樹海からは、ジュースの空き缶やオートバイの部品など1・5トントラック2台分のゴミが集められました。

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   by mottainai-lab | 2009-07-27 16:37 | 野口健 | Comments(2)   

越谷レイクタウンのアイデアにサプライズ!/文:ルー大柴

先日、番組収録を越谷にあるイオンレイクタウンで行ったのですが、その大きさにサプライズするのと同時に素晴らしいアイデアがメニーありました。


<その1>
約4000平方メートル(オリンピックプール4面分)のソーラーパネル(国内最大)を使って作った電気を店内で使用。

<その2>
ハイブリット・ガス・システム(日本初)を使いガスで発電した電気の一部を利用して施設内冷房に使用

<その3>
視覚が不自由な方の為に、モールからトイレへ続く通路に壁面に指先で誘導する「リーディングライン」を設置

<その4>
家族が一緒に入ることが出来る「キッズトイレ」

<その5>
車椅子の方が利用しやすいお手洗い

<その6>
使用済み天ぷら油の回収



まだまだメニーありますがエコにも人にも優しいこの施設、「私の住む町にもこのようなショッピングセンターが在れば良いなあ」と感じた日となりました。

多くの企業が越谷レイクタウンのように環境に取り組むようになると素晴らしいですね!!

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   by mottainai-lab | 2009-07-22 11:49 | ルー大柴 | Comments(1)   

調理の工夫でできるエコ/文・島本美由紀

こんにちは。料理研究家の島本美由紀です。
気温の変わりやすいこの時期。
体調を崩される方も多いのではないでしょうか・・?


こんな時におススメなのが、ジンジャーティー。
もともと家にあるもので手軽に作れてしまうお茶なんです。

作り方はとっても簡単☆
いつも飲んでいる紅茶に、(ティーバッグでOK)チューブタイプのしょうがのすりおろしを入れて、お好みで蜂蜜を加えるだけ。これだけで、香り高くて美味しいフレーバーティーの出来上がりです。

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マイボトルに入れて会社に持って行けば、オフィスの冷房で冷えてしまった体も温まって、快適に過ごせますね。

すりおろしのチューブを買ったものの、最後まで使いきれずに捨てちゃったという声をよく聞きます。ちょっと考えればいろいろな使い道があるのに、もったいないですよね。
しょうがに限らず、冷蔵庫にずっと置きっぱなしで使っていない調味料などをうまく使ってあげれば、日々の生活がちょっと快適になってエコにもつながります。


また、スイッチを入れるだけでお湯が沸かせる電気ポットはとっても便利ですが、保温や再加熱にはそれなりにエネルギーと時間が必要です。
そこで、我が家ではいつも、やかんで多めにお湯を沸かしてから魔法瓶で保存。

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これならいつでもすぐにお茶が飲めるし、エネルギーの無駄はありませんよね。
それに、その都度キッチンに立たなくてもいいので、ちょっと思い立った時に手軽にティータイムでリラックスできるんです。
我が家ではいつも、朝に紅茶やコーヒーを入れておいて、好きな時に楽しんでいます☆

ちょっとしたエコのココロが、生活を快適にして、家事もラクにしてくれるというお話でした。皆さんもぜひ、お試しください。
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   by mottainai-lab | 2009-07-13 14:24 | 島本美由紀 | Comments(0)   

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