来年もよろしくお願いします。

文/箭内道彦

2006年がもうすぐ終わる。
この時期いつも、すごくMOTTAINAIと思うのは
「来年のカレンダー」。
たくさんの企業が競って作る。
気持ちもわかる。
同じ家の同じ場所に一年間掲出される小さな広告。
一年中、毎日の生活にとけ込んで、
その企業は一家からきっと愛されていく。

だけど作りすぎだと思う。
正確な数は把握できていないけど、
この年末、この社会、カレンダーは完全に供給過多。
家の中に、そんなにたくさんカレンダーはいらない。
貼れない。

大掃除の最中に、
あちこちからいただいたたくさんのカレンダーの筒たちは、
明らかにはっきりと居場所が無い。
人にあげても大概よろこばれることはない
迷惑なバトン。

かといって未使用のカレンダーを捨てるのは難しい。
巨匠の名画や美しい風景。
そればかりか
やがてまもなく僕たちに訪れる
時間や月日や経験までを
粗末にしてしまうようで。

たとえば受注生産にする、
たとえば税で規制する、
たとえば何かと組み合わせる、
たとえばカレンダー大交換会を開く・・・
年の瀬のあわただしい日々、
MOTTAINAI Lab研究員として
じっくりと腰を据えて考えられるのは
どうやらお正月になってしまいそうだ。


そういえば僕はお歳暮もいらないなあ。
「気持ち」はとてもうれしいし日本人の本当に素敵な習慣なんだけど、
おみやげと同様、こころや思い出が絡むだけに
なんだか中途半端に厄介。
いつも家の台所には醤油とビールと乾麺があふれてる。

MOTTAINAI。

カレンダー、印刷屋さんにとっては
巨大なビジネスチャンスなんだろうなあ。
デパートやサラダ油メーカーにとってのお歳暮も。
そういえば
去年から僕は年賀状をやめてしまった。
決してそのことを100%いいことだとはもちろん思ってないが、
欠礼の失礼と引き換えに、ゆっくりとした年末年始を過ごせるようになった。

この場をお借りして、今年一年お世話になった方々に
こころから感謝申し上げます。

来年もよろしくお願いします。

箭内 道彦
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   by mottainai-lab | 2006-12-28 20:08 | 箭内道彦 | Comments(3)   

MOTTAINAI

写真/内田将ニ

                  MOTTAINAI
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内田将二
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   by mottainai-lab | 2006-12-21 17:52 | 内田将二 | Comments(0)   

昭和の日本

文/黒田昌郎

前回で日本を舞台にした作品にこだわっていきたいと書きました。
最近の映画に「ALLWAYS三丁目の夕日」という作品がありました。
あれは昭和30年代、戦後の復興をめざして
日本の人が頑張る象徴として東京タワーが見える下町が舞台でした。
私が学生時代、丁度下町に住んでいた頃の町が再現されていました。
私の前作「雲の学校」の舞台は明治後期から大正時代の武蔵野でした。
その頃、私はまだ生まれていません。

私が生まれたのは昭和11年。
小学校入学と同時に戦争が激しくなり疎開などということで
親子が別れて暮らすという生活を余儀なくされました。
前二作の間の時代を幼少時代として過ごしました。
歳をとるにつれて、幼少の時代について気になり出しています。
終戦を境に日本がどう揺れ動いたのか、
幼いが故にまったく判らず過ごした幼少期、
周囲はどう動いていたのかが気になりだしています。

黒田昌郎
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   by mottainai-lab | 2006-12-19 18:21 | 黒田昌郎 | Comments(0)   

「モノの価値を見出すココロ」

文/山田悦子

クリスマスのイルミネーションが、美しい季節になりました。
今年も残りわずか・・・。今年はどんな一年でしたか?
ちょっと立ち止まって、振り返ってみる。そんなシーズンでもありますね。

おかげさまで、私は本当に充実した有意義な1年でした。
びっくりするほどいろんなことがありました。
それこそ「もったいない」くらい・・。たくさんの新しい出会い、
その度に多くの方にお世話になり、お引き立ていただきました。
この場をお借りして(勝手にお借りしてスミマセン・・)感謝申し上げます。

それもこれも、多くの方たちが「ふろしき」の価値
あらためて見出してくださったおかげです。本当にありがとうございます。

モノの価値というものは、けして目に見えるものではありません。
またひとりひとりその価値感は違います。
でも価値を見出すことで、
ものの見え方が大きく変わる事って実感したことありませんか?

先日、お客様(80歳近いご婦人)からこんなお話をうかがいました。

「このごろ若い人たちの間で“浴衣”が流行りだしたみたいね。
“浴衣”ってちょっとハリやコシがあるほうが着た時に綺麗でしょ。
おろしたては生地もシャキッとしていて格好がいい。
でも何年か経つと、クタッとしてくるのよね。
浴衣としてはちょっと恥ずかしくなる。
そうしたら次は・・・
“寝間着”にするのよね!
“寝間着”は逆に身体になじむほうが気持ちいいでしょ。(笑)
さて・・その次は何にすると思う?」「その次???」
「“おしめ(おむつ)”よ!“おしめ(おむつ)”!
その頃には、はじめ浴衣地だったものがコシがなくなって、
赤ちゃんの肌に丁度いい優しい風合いになっているの。
そこまで使ってようやく“おしめ(おむつ)”に適したモノになるのよね。
自分の子供はもちろん、
知人に赤ちゃんが産まれたらお祝いに添えて差し上げたりね。
何よりの贈り物だったわ。
そうやって出番が来るまで大切にとっておいたものよ。」
「そして、いよいよ最後は、“雑巾”ね。
若い人には笑われるかもしれないけど、
私たちの若かった頃はみんなそうしてた。
なんでも最後の最後まで使ったわ・・・。」
“浴衣”⇒“寝間着”⇒“オシメ”⇒“雑巾”・・・・すごーい!!!!!
ひとつのモノが、姿を変え、役割を変え、
何よりその時どきに、最適なモノとして活かされている。
最後の最後まで価値を見出されて・・・。
脱帽の二文字でした。

ほんの一例かもしれませんが、
多くの人たちが「もったいない」に共通の価値観を
持っていたことが伝わってきました。
使い手がモノの価値を見出す知恵を持ち、
工夫することでひとつのものを最大限に使いこなしていた時代。
いま、私たちの生活はどうでしょう?コレにはコレ。コレはコレ用。
と、いつの間にか、決められた(?)マニュアルに従い、
マニュアル外のモノは、対応できないような感覚になってしまっている。
その結果、モノ・モノ・モノに埋もれた暮らししていませんか・・・
お恥ずかしいことに、私は埋もれ気味です(笑)

先人たちが当たり前のように身につけていた
「モノの価値を見出すココロ」は、
モノに対する敬意や感謝が見えると同時に、
暮らしを楽しむ余裕を感じます。
そしてそこには、MOTTAINAIに通じる多くのヒントが
隠されているように思えてなりません。

山田悦子
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   by mottainai-lab | 2006-12-15 18:40 | 山田悦子 | Comments(0)   

買うからには一生モノ

文/野口健

前回のブログからだいぶ時間がたってしまいました。
すみません。

さて、みなさんの家には「一生モノ」ってどのくらいありますか?

買い物をする時、僕は「買う側の責任」について考える。
買うからにはいいモノを選びたいし、大事に長く使いたいと思う。

僕がまだ金のない学生の頃。
時々遊びに行く知り合いのライターさんの家があって、
そこはとにかく人が集まる家だった。
いつも人がいて、わいわいと明るく、みんなでテーブルを囲んでいた。
その人が言うには『家の中心はテーブル。良いテーブルには人が集まる。
そこからいろんなストーリーが生まれるんだ』と。
ナルホドそうか、と思い、そこから僕は理想のテーブル探しを始めた。
どうせ買うならいいモノでなければ!
買ったら最後、今後新たに買うチャンスはない!
一生付き合っていくのだ!
というすごい意気込みで探し歩くこと半年以上。
当時学生で金もなかったけれども、一生懸命バイトをして50万円貯め、
それでやっと念願の理想のテーブルを手に入れた。
もちろん今でも使っている。
そうやって探し求めて手に入れたものだから愛着があるし、
年月がたつにつれてその愛着も増してくるように思う。

ただ、我が家の2匹の猫はその僕の想いが分からないらしく、
テーブルの椅子でガリガリ爪とぎをする。
やめてもらいたい。
やめてもらえる方法はないだろうか?
誰か知っていたらぜひ教えてください。

野口健
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   by mottainai-lab | 2006-12-11 15:28 | 野口健 | Comments(0)   

「文房具をありがとうございました。」

文/島本美由紀

恵まれない世界の子供達に文房具を!
今年も、みなさんからの温かいプレゼントと、
私はとびっきりの笑顔を持って行くために旅に出ました。
11月26日。ホーチミン市から車で40分。
「僕の想いはここにはない」という名前の孤児院に行って来ました。
現在孤児の数は150名。
生まれてすぐ経済的理由から捨てられた子、
親の再婚のために邪魔になり手放された子、
障害を持って生まれ殺されかけた子、
様々な理由で子供達はここに住んでいます。
みんなで折った千羽鶴は幸せが訪れますようにと願いを込めて、
こちらの孤児院に文房具とともに寄付してきました。

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今回この施設でちらし寿司を作りました。
はじめて見る料理に、子供達は大喜び。
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翌日。枯葉剤で苦しむ孤児の養護施設「平和村」に行って来ました。
現在枯葉剤による被害者数はベトナム全土で子ども50万人、
大人をいれて200万人。
産まれて障害があると分かるとその子供は、
親に捨てられてしまいます。
そういった子供達がこの平和村に暮らしています。
べトちゃん・ドクちゃんもこの施設で育ち、
現在ドクちゃんは事務員としてこの施設で働いています。
現在ここで暮らす子供達は50人程。
手足がない子、眼球を持たないで生まれた子、脳に障害がある子など、
様々な障害を抱え産まれてきた子供達ですが、みんな明るく元気。
学校で日本語を勉強しているので、
「幸せなら手を叩こう」をみんなで歌って聞かせてくれました。
将来の夢を話してくれたその目は、みんなキラキラ輝いていました。
ここで私が作ったのはコーンクリームシチュー。
みんなうれしそうに喜んで食べてくれました。
折り紙教室も開催。とっても喜んでいました。
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今回、MOTTAINAIでのご紹介によって、たくさんの企業の方々から、
倉庫にしまったままで使っていなかったというの社名入りのタオルや、
ペン、イベントのときに使ったおもちゃなど、
たくさん寄付していただきました。
使わず眠ったままの物でも、子供達にとっては宝物になります。
ご協力していただいたみなさん、本当にありがとうございました。
今回の平和村への旅の手配をしていただいたのは、
旅行会社ファイブスターさん。
いろいろわがままを聞いていただいて、ありがとうございました。
詳しい今回の旅日記&孤児院訪問の模様は、
私の公式ブログ「しまもとみゆきの欲張りな毎日」
http://ameblo.jp/m-yokubari 
でご紹介してあります。ぜひご覧下さい。

島本美由紀
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   by mottainai-lab | 2006-12-08 17:38 | 島本美由紀 | Comments(0)   

日本ではよく「一歩進んで、二歩下がる」?

文/ペオ・エクべり

私が日本で受けた「環境ショック PART 1」

- LOHAS(ロハス)カフェなのに、喫煙席ばかり...
- オーガニック・フードを食べるのに、食べ残してしまう...
- せっかくレジ袋を断ったのに、テープをつけられてしまう...

- 環境や社会貢献の講演会に参加しているのに、寝てしまう...
- オーガニックコーヒーを飲むのに、使い捨てのコップで飲んでしまう...
- ハイブリッド・カーに乗っているのに、
 以前より走行距離が二倍になってしまう...

- 温暖化を防ぐためにこまめに電気は消すのに、
 お風呂に入る回数は増えてしまう...
- たくさんイチゴを食べたいのに、
 1個ずつがプラスチックで包装されてしまっている...
- タバコを吸う人は日本の人口の約3割しかいないのに、
 店では喫煙席が8割を占めている...

- 動物が好き!と言いながら、
 着ている毛皮コートを作るには数十匹のミンクが殺されてしまう...
- 環境団体が「ゴミを減らそう!」と言いながら、
 ミーティング中に過剰包装のお菓子を食べている...
- 環境や健康のために自転車に乗るのに、自転車道路がなく、
 渋滞中の車の排気ガスに完全に汚染される...

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1個ずつ包装されているイチゴは実際に冗談ではないよ!

Aaaahhh...MOTTAINAI!

ペオ・エクべり
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   by mottainai-lab | 2006-12-05 20:15 | ペオ エクベリ | Comments(1)   

ダイレクトメール

文/ヒロ杉山

職業柄、事務所や自宅に届くダイレクトメールの数が凄い。
しかもそれが年々数をましている。
時が経てば経つ程知り合う人の数も増え、
関係する会社やお店が増えるのでしょうがないのだが、
それにしても一ヶ月間それを丸まる捨てずに溜めていたら
段ボール数箱分になるだろう。

個展の案内、ファッションの展示会、カード会社、
セールのお知らせ、旅行会社・・・もうあらゆる所からDMはやって来る。
そう届くというかやって来る感じなのである。
しかしそれらの95%は開封後3秒〜10秒以内にゴミ箱行きなのである。
それらには全く心がこもって無いのである。

DMには、「何かを伝える」という機能がある。
「個展をやるので来て下さい」「新しい商品が出ました」等、
しかし捨てられてしまう95%のDM達には
全くそう言う想いが感じられないのである。
取りあえず情報としてできるだけ多くの人に出しておこう、
数打てば当たるでしょう的なDMばかりなのである。
そう言うDMが一回に何万枚、何十万枚と刷られているのである。
これは紙とインクの無駄である。あれは本当に『もったいない』と思う。
そんなDMならE-MAILで充分である。

しかし残りの5%には、本当に素晴らしいDMが来る。
特にお金がかかっているという訳では無く、心がこもっているのである。
アイデアもあるし印刷物としても素敵で、
いつまでも引き出しの中に取っておきたくなる。

僕は、残り少ない資源を使って、
そのDMや印刷物を作る立場にいるわけで、
「ゴミになる印刷物」は作らない、
「取っておきたくなる印刷物」をいつも心掛けている。

ヒロ杉山
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   by mottainai-lab | 2006-12-01 20:45 | ヒロ杉山 | Comments(1)   

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