清掃登山や年末年始も行った氷河湖の調査のためです。
いま僕が取り組んでいるのが、気候変動によるヒマラヤの氷河の融解にともなう氷河湖決壊の対策。昨年の「第1回アジア・太平洋水サミット」に引き続きこの問題を「2008北海道洞爺湖サミット」でも訴えていきたい。
洞爺湖サミットは、環境の変化で生命や生活の危機に直面している人たちの現状にスポットを当て、そこから具体的なアクションにつながるような、地球規模での取り組みにしなければいけない。当然ながら「環境問題に国境はない」ということをあらためて認識する必要がある。そのための第一歩のサミットといえる。単なる環境会議で終わらすことはもったいないことだ。
5月は「エベレストからベンガル湾」をテーマに現地を調査する予定となっている。環境の変化で急激に溶け出しているヒマラヤの氷河。その水がネパールからインド、バングラデシュ、最後はベンガル湾まで、どのような被害を起こしているかをこの目で確かめたい。
現時点では洞爺湖サミットでこのヒマラヤの氷河湖融解の問題が取り上げられるがどうかわかりませんが、最後までさまざまなアクションを起こしていこうと思っています。